第15回書道部会会員展

By | 2019年3月18日

平成31年3月8日(金)~10日(日)東御市文化会館展示室において第15回書道部会会員展が開催されました。

前回までは中央公民館講堂が会場でしたが、今回は諸般の事情により文化会館に変更。文化会館の方が展示用の機材、照明などが整備されていて、書道作品の展示に適した空間で、「作品が格調高く見える」由。今回は書道部会に属する秀月教室、炉峰会、加沢書道クラブ、香東会、春園会の5つのグループから25人の47作品が展示されていました。それらの作品は主にいわゆる半切に書かれたものが多数でしたが、全紙、半紙、あるいは横2m50以上に及ぶ用紙に、また八重原竹紙に書かれたものもありました。書体はかな、楷、草、行書が中心でしたが、それ以外に、書道に特有な篆書、隷書、あるいは現代的な興味深い独特な書体で書かれたものもありました。作品のテーマは幅広く、杜甫や李白などの漢詩や碑文など漢籍からとったもの、古今集や万葉集の収めらた和歌からとったもの、斎藤茂吉や金子光晴の詩からとったものなどがあり、また、座右の銘にされているのでしょうか、禅語などからの四字、五字熟語、さらには、昨年県歌制定50年と喧伝された「信濃の国」を取り上げたものもありました。どの作品にも題名には「釈文」と呼ばれる解説が付けられており、書かれている内容を理解するのに役立ちました。静謐な雰囲気が漂う展示会場で、墨の濃淡や余白、あるいは表具にも意を用いているアートとしての「書」の奥深さを感じることができました。

 

広報委員 太田