平成30年6月9日(土)~17日(日)、東御市文化会館展示室において第23回 香東会書展が開催されました。会場内に足を踏み入れると一変、書とそれを引き立てる生け花の和の空間にこころを洗練させるものを感じました。日本伝統文化である書道は、毛筆と墨を使って漢字やかな文字で作者の想いを表現する芸術のひとつですが、筆使いの違いでいろいろな情景を醸し出します。また、掛け軸などと一緒に飾られている生け花にも書を愛する人の書を大切にしている心の現われでもあります。花を生けた花器に張った水により掛け軸などを保護していると言われています。墨を擦る時間に精神こめて書かれたそれぞれの書の作品から観る人の心を引きつける不思議な力を感じました。
広報委員 天野